5月30日発売の週刊女性にショッキングなニュースが報じられていました。’90年代にアイドルや女優として活躍された川越美和さんが孤独死していたというのです。享年35歳という若さです。しかも孤独死したのは今から9年も前の話…。芸能界からの引退理由が取り沙汰される中、そんなにも前に亡くなっていたとは…。
今回は週刊女性の報道を元に、孤独死と引退理由について迫ってみたいと思います。
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この記事の目次です
川越美和の孤独死と引退理由に迫る
レコード大賞に輝いた90年代の人気アイドル・川越美和が謎の孤独死を遂げていた https://t.co/QqkgXDj1uW @shujoprimeさんから
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2017年5月29日
今回週刊女性に川越美和さんの孤独死を語ったのは、亡くなるまでの約一年間を知る元同僚の城野よしかず氏という人物です。
川越美和さんは2007年4月に公開された映画『ゲゲゲの鬼太郎』にヒロイン役の井上真央の母親役で出演したのを最後に、突如芸能界から引退します。そして引退後に最初に就いた仕事が不動産会社のテレアポの仕事だったのです。城野よしかず氏はそこで川越美和さんと知り合ったそうです。
城野さんの話によりますと、当時の仕事は時給1400円で契約を一本取り付けると5万円が支給され、川越美和さんの成績は優秀だったといいます。当時川越美和さんが住んでいたのは会社が用意した墨田区内のマンションだったそうで、そこにフレンチブルドッグ2匹と暮らしていたそうです。そこで、近所の美容室のオーナーが川越美和さんの信じられない行動を覚えていたのです。
「ある日突然来て、”お金はないんですが、髪を切ってくれませんか”と言うんですよ。そんなこと初めて言われたので、正直、びっくりしましたね。”お金のかわりになんでも手伝いますから”ということだったんですが、さすがに断りました」
(引用:週刊女性 6月13日号)
当時、川越美和さんの部屋の中はブランド品のバッグや靴が足の踏み場もない程床一面に置いてあり、城野さんは川越美和さんから”オークションに出すんです”と聞いていたとのこと。さらに次のようにお金に困っているという話を聞いていたといいます。
「芸能関係の悪い人間に引っかかって、何かの保証人になってしまったみたい。それで、本人に金銭の請求が来るようになり、”悪い輩に騙された”って寂しそうに話していました」
(引用:週刊女性 6月13日号)
川越美和さんの引退理由はあまり語られていませんが、このような金銭関係のトラブルが原因だったのでしょうか。ただ、芸能界のほうが絶対に稼げると思うのですが、表舞台に出ていなことを考えると単純に仕事が減って、芸能以外の仕事が忙しくなってしまったからなのかもしれません。
精神的に病み、父親から勘当されていた
結局テレアポの仕事は半年ほどで辞めていた川越美和さん。2007年末頃に会社のマンションを出なければならなかったのですが、ここでも問題が生じていたのです。実は飼っていた犬が部屋の床や壁を引っ掻いてしまっていたらしく、その修繕費用で80万ほど請求されたといいます。そして、その頃から徐々に精神状態がひどくなってきたのだそうです。その時の様子を城野さんは次のように話します。
「ある日、錦糸町のクリニックから出てきたら、コンビニのビニール袋みたいな大きさで2袋分くらいの薬をもらってきていたんです。10種類くらい服用しているようでした。」
(引用:週刊女性 6月13日号)
当時の引っ越しトラブルについては元上司である大野計氏も鮮明に覚えているらしく、川越美和さんが父親から勘当されていたことを語っています。
「彼女じゃ埒があかないので実家の父親に電話したら”勘当した”って言うんですよ。お酒を飲んだり金使いが荒かったりといろいろあったようで、”次に会うときは骨を持って帰るときだ”って断れてしまったんです」
(引用:週刊女性 6月13日号)
その後は品川区のアパートに引っ越すも、家賃滞納のため3、4ヶ月ほどで出されることに…。
最期は頭上を飛行機が飛び交う木造アパートの一室で
川越美和が孤独死を遂げた家は、羽田空港にほど近い大田区にある木造アパートだったといいます。そして引っ越して一週間くらい経った2008年4月。何やら異変に気づいた大家さんが警察に通報し部屋に入ってみると川越美和さんが一人で亡くなっていたそうです。死因はおそらく心不全だったのではと言われています。亡くなってから3〜4日経っていたそうです。
城野さんが最後に会った時、川越美和さんは食事をしていないようでガリガリだったそうです。話すのもかろうじてしゃべっているような感じで…。そして亡くなった部屋には犬のエサの袋が何個か積んであって、お腹をすかせた犬が破いたと思われる袋が散乱していたそうです。
葬儀はやらず親族だけで四十九日だけやって
城野さんが川越美和さんの孤独死を知ったのは大田区の福祉関係の部署から「犬を引き取って欲しい」と連絡が来たときだったといいます。しかし、数日後に鹿児島の実家と連絡がつき、犬も含めて全部あちらでやると聞いて、城野さんとしても川越美和さんと最期のお別れが出来なかったそうです。
結局、川越美和さんは実家があった鹿児島県錦江町にあるお墓に眠っているとのこと。実家の近隣住民の話によりますと、葬儀は行わず親族だけで四十九日だけやったと聞いているそうです。さらに川越美和さんが亡くなった三年後に父親も亡くなり、母親は長野県に嫁いだ姉のところに住んでいるそうです。
川越美和さんには妹さんがいらっしゃるらしく、週刊女性が話を伺うと『いまさら話すことは何もありません』とにべもなく断られたそうです。借金以外にも何か家族間でトラブルでもあったのでしょうか…。芸能界って本当に怖い世界だと思うのですが、週刊女性の記事だけを見ると「両親や姉妹がもっと助けてあげられなかったのか…」と思ってしまいます。
世間の反応
ネットでは川越美和さんの孤独死を知り、悲しみの声が上がっています。
川越美和さんの訃報を今知った。
彼女と出会って、余りの美しさに、私は全ての芸能界、アイドルという立場に自信を失い、去ったと言っても過言ではないです。
それだけの問題ではないですし、現代社会において、女性の孤独死と伺い、ショックです。心から、お悔やみ申し上げます。
— Nobori Eri(森下恵理/Eri) (@nobori_eri) 2017年5月29日
元アイドル歌手の川越美和さんが、9年も前に逝去されていたことを、Twitterフォロワーさんがリンクしてくださっていたニュースで知った。デビュー当時、仕事上のコンベンションでお会いしたことがあり、ほんとに透明感のある色の白い姿は、今でも記憶に残っている。ご冥福をお祈りいたします。
— ひでよし (@hideyoshi198508) 2017年5月29日
いつもは「当たり障りのないコメント生成機」みたいな感じの中江有里ちゃんが川越美和ちゃんの話題では自分の言葉を話したのは印象的だったしなんかかわいそうだったラジね。
— PsycheRadio (@marxindo) 2017年5月30日
川越美和のニュースを見て、ブルーになってる。ファンというわけじゃないんだけど、不憫でならない。
— 橋本裕 (@umbil01) 2017年5月30日
えっ!川越美和が亡くなってたの?マジか… 引退したのは知ってたけど。孤独死ってのは寂しいね。
— ジョニー (@dddakedo) 2017年5月29日
この話題の裏側を考える「”涙くんさよなら”が切ない…」
最初に週刊女性の記事を見たとき『川越美和ってだれ?』と思ったのですが、調べていくうちにあの伝説のTBSドラマ『天までとどけ』の主題歌『涙くんさよなら』を歌っていた人だったんですね。『天までとどけ』は夏休みによく見てて、子だくさん家族のドラマでとてもおもしろく見ていたのを覚えています。平日は毎日放送があったと思いますから主題歌も自然と覚え、それがまた切ない曲調なんですよね。声もか細い感じで…。まさかあの歌を歌っていた人が孤独死をしていたなんて…。YouTubeで『涙くんさよなら』の曲を聞いて、ただでさえ久しぶりに聞いて涙がでそうなのに、この孤独死のニュースもオーバーラップしてとても悲しい気持ちになってしまいました。
そんな最期だったなんて…。川越美和といえば天とどの主題歌『涙くんさよなら』で、キミはボクの友達さ〜という歌詞なんだけど今wikiみたら飼ってた犬の名前が「キミ」と「ボク」でなんか泣けた
— りろー (@riro_rirori) 2017年5月30日